ケセンロック〜鬼の仕業にも気をつけろ🎶

今年のケセンロック。もともと携帯の電波の入りが悪い場所ですが、年々このケセンロックのおかげで改善されてきているかと思いきや…

なんか悪かったですよねぇ、今年!?ということでスタッフも必死に電波を探すの巻。

でも今やなんでもタイムリーに発信できる世の中だからこそ、前もこんなようなことを書いたんですが、逆に何が起こってるか誰も発信できないフェスがあっても良いですよね?この場所に来ないと分からない!的なプレミア感。でもケセンは確かにそういうプレミア感あるライブが繰り広げられる場所なのでいっそのことそうなっても良いと思う反面、例えば車で向かってる最中に何かあって誰とも連絡が取れなかったりするのはキツいよなぁ、とかリアルなことを考えてみたり。

しかし2日間は、本当にあっという間でした!

2日目のイベントステージ(=freaksステージ)の舞台監督はこの2人(Giganticsという大船渡出身のバンドメンバー)、シンタロー(右)&ワッシー。大船渡にライブハウスができて、そのステージに立って、大学に進学して離れ離れになってもバンドを続け。ストーリーがあるよね。そして知り合った頃はまだ大船渡の高校生でやんちゃな男子だったのに、今やだいぶしっかりして来まして、知り合った頃を思い出すとかなり吹き出してしまうほどですね。アハハ!

そしてもちろんこの日も仕事きっちり!でしたよん(^^)

スーパーボランティアのとうにょくん+最強のメンバーたち☆

ラジオ大好きふゆこもお疲れちゃんでしたー♡

特段、両ステージ進行も含めて大きな問題もなく、お天気の良さから心配していた熱中症などで具合悪い方も出ず、事故やケガもなく。

わたしの中では、今年はやりきった感がありました。自分ができること、自分がいたからできたことがちゃんと、出来たなぁ、と(^^)

それは最後に覆されるのであった…

2日間のステージ、大トリの10-FEET。「アンコールはなしで、その分の時間込みで曲多めにやるわー!」ってタクマくん。そしてセットリスト上で、この曲がラストだ…

ステージ袖にスタンバイ。お見送りのアナウンスもわたしの責務。ここだけの話、毎年まいとし、その場で実行委員のジンさんが考える。うーん、この言い回しの方がいいかな?この表現は余計かな?じゃあちょっと読んでみて、うーんもう少しここは感情的にかな?とか読み合わせまでするのです。

そもそもは実行委員がステージに出て締めの挨拶をしたり、主催バンドでもあるthe band apartが一本締めしたりして2日間のステージを終了していたのですが、「お客様の新幹線に間に合わないことがあってはならない」という思いから、アナウンスで締める形を取るようになりました。そう、田舎の手作りフェスはお客さまに迷惑やら何やら、かけたりしないように。常に「集まってくれる方ファースト」なのです。

はい今年の10-FEETのラスト曲の時に話を戻します。

「ちえぞ、時間あんだろ?まだ?」…お、鬼がやって来た…!!

「いや、ちょっと難しいんじゃないですかね?テンフィもアンコールなしって言ってましたし」…「そうじゃねーだろ!時間あんだろ!あんだろ!」…ま、まさに鬼…そして舞台監督に直接言いにいく…苦笑いの舞台監督、そしてラスト曲(の予定)を終えてステージ袖に下がる10-FEET…ステージ袖で「アンコール!アンコール!」を率先する鬼…

そこでタクマくんがすごいのは、スタッフサイドが誰もそんなお願いはしていないのに「帰りのバスに向かって歩きながら、(アンコールを)聞いてくれればええでー」…最終の新幹線の件、分かってくれているんですよね。そう言って、アンコールの曲を始めたことです。

終わってみれば予定の10分程度押した時間で終了。(事故等で車線の規制とか)何事もなければ余裕で新幹線の最終などは間に合うお時間でした。

よしよし。やっぱりケセンの10-FEETは、特別だなぁ。必ず何かがある、ありがとう。

しみじみ2日間のあれこれを噛み締めながら、お礼の気持ちを込めながら。最後のアナウンスを読み始めたら。

だれ?お腹周りをくすぐる人?

(練習の通りしっかり読まなくちゃ)

え?今度は鼻をつまむんですけど?しかもものすごい力で!

(これ、鬼だな!)

アナウンス後の大きな拍手と歓声、これ、頑張れる力になるんです。今年もしっかり聞くことができました。そして…

「ちえぞう、すげーな!やっぱプロだな!プロだわ!」

自分的には鼻をつままれて「幸田シャーミンです〜(←昭和)」のモノマネ風な声になっていたんですが、そんな変化もスタッフ誰ひとりとして全く気づいていませんでした。マイクを通す声と言うのはそういうことなんですね…影アナの辛いところです。これ、ステージ上での出来事ならみんな笑って見てくれたと思うんですけど。

ということでちょっと悔しいのは。これを逆手に取って面白いアナウンスができなかったのだろうか?ということです。答えはまだないんですけど、せいぜい「おかえりの際は鬼の仕業にもお気をつけください」って付け加えるのが精いっぱい。悔しい。なんかもっと面白くできた気がする…(そしてそんな文言の真意は、多分ほとんどのお客様に伝わっていない)、く、くそう…鬼、こと、トシロウ神(BRAHMAN)、これからは負けませんからー!!!

唯一、そんな全てを見ておられた舞台監督の山品大先生と。恒例の1枚☆

自分の中での「やりきった感」が覆されて、まさか最後の最後に悔しい思いをするとは。もしも可能なら、来年、せめてもう一度だけでいいので、リベンジさせて欲しいと思っています!!!

そして。

なんと言うか…今年のケセンロックは、すごく前を向ける2日間になったと思います。特に何がどうのと具体的に言える訳ではないのだけど、例年と違う感じで、「ありがとう」よりは「次に向かって」という雰囲気がすごくみなぎっていたのが不思議と感じられました。涙よりは笑顔がとっても多くて。そしてそう、来年に開催されればケセンロックは10回目になるんですね!そんなアニバーサリーはきっと開催、あるよね!!!

毎年、毎年アップデートされていくケセンロックの思い出。今年もここならではの思い出を本当にありがとうございました(^^)また、来年!

打ち上げ会場に現れた新たな刺客。さすが大船渡、パンダ the ミッションでございますー🎶

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