ILCサポーターズ活動報告会!

ILC。International Linear Collider。国際リニアコライダー計画。

岩手県民は特に、この文字をぼちぼち目にしたり耳にしても、なんのことなんだろうか?と思っている方はまだまだいっぱいいると思う。何より実際わたしがそうだった。企業が使えるリニアモーターカーの開発のことだと思ってた、マジで。だから関係ないと思ってた。

全然、ちがった。

ILCを日本(それが地形的や地質的にも岩手県の奥羽山脈が場所に適しているとのこと)に。これまで日本にはなかった「国際的」な場所、世界をリードする施設が初めて、日本に生まれるかもしれない。

それだけで、まずワクワクする!

そんなILC誘致をもっと盛り上げよう!というのがきのうのサポーターズの集まり。発起人はあの押井守監督です!

そしてわたくしもサポーターズに入れていただきましたが→コチラへ、なんとですね、大友克洋監督がわたしの横に!そうなんです、きのうサプライズ発表がありましたが、大友監督もサポーターズ入りしました。なんでも、押井監督と大友監督がひとつのことを一緒に、というのも初めてのことなのだそうです。

それくらい、夢がある。これからの世代にも引き継げる、壮大な、夢。

…というのはわかる。でも、ILCの仕組みはよくわからない。でしょ?

もしも、ILCができたら。実際は物理や科学の世界なので当然わたしに説明を求めるのが無理なお話ですが(笑)、ひとことで言うと「宇宙のしくみ(基本法則)を決定する」ことができるのだそうです。粒子とか加速器とか、エネルギーの発生とか。これまで一般としてまかり通ってきてる物理や科学のいろんな‘原理’とされるものが覆るような実験ができる場所、それがILCと言っていい(のかな?)。と、きのうわたしは解釈しました。

押井監督はきのう、こんなことをおっしゃっていました。

「(ILCは)科学ではない。文化だ」

確かに実際は、物理や科学の研究施設というのは間違いないけれど、そんな物理や科学の研究を通して、新たにわかってくること。それは確実に文化につながっていくんですよね。

もうちょっと分かりやすく書くと。

きのう、いろいろとお話しした木村優ちゃん。彼女のお話がまた面白くってね!自分の身に置き換えて、自分の身を通して考えたことを話すからとても分かりやすい。

優ちゃんが話していた、「物理的に考えると、時間という概念ですら幻想かもしれないんですよ」というお話。いや、時間は時間でしょ?なんだけど、このお話をしながら、「なんかすごく哲学っぽい話になるよね」と言ったら、これは実際に、哲学で言われている説なんですね(世界五分前仮説)。そんなのを知ってる優ちゃんもすごいけど、理論を解いていくことは、ひいてはこうして哲学だったり、つまりは「文化」ともつながっているのがよく分かる。

きのうのよかったことは、木村優ちゃんに出会えたこと。彼女は本当にすごい(^^)!

ILCは、得体の知れないワクワク。だって当たり前なのだよね、その施設ができてみて実験がはじまると解明される宇宙にもつながる謎が、いっぱいいーっぱい、出てくる可能性が高いのだから!

国際的な施設だから、当然、全世界からいろんな方がやって来る、ここに住む。そういう派生効果だって、とってもすごいこと!

活動報告会〜トークセッション〜懇親会はあっという間。本当に有意義な時間でした。

この場で司会をさせていただきました。本当に、携わる機会をいただけて光栄です。

一気に、身近に応援したい事業になりました、ILC!

オフィシャルから拝借。懇親会までいらした方々と!

仮に、ILCが完成して、わたしが生きている間に解明されていくことがあるのか見届けることが叶うかは分かりません(50年近い研究がかかるような話もある)。でも、ILCが日本に造られるかどうかを決める、国際的なリミットが今年の8月なんだそうです。

しかし想像するに、日本はいま森友問題やらなんやらで文科省も大わらわで、本腰入れてかかれてないんですよね(あくまで想像)。国際的なリーダーシップを取れる、またとないチャンスなのに!

そこで、民間だけど。いま、機運をさらに高めることがとっても大切だと思います。ぜひ、こちらのサイトにアクセスしてみてくださいませ。わたしもすっかり、ILサポーターズです(^^)!

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