茨城県常総市へ。

まずこちら、いしがきミュージックフェスティバルの前日・9月20日(日)。常総市にて、鬼怒川の決壊現場を見せていただきました。

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約10日前の水害なんてまるで嘘のよう。川幅はこの写真では写せないほどに狭い(左端のほう)。この堤防を超えて水が溢れるなんてまるで想像がつかないほどおだやかでした。地元の方がさぞかし驚いたのは十分想像ができる。

そして川から、400〜500メートル離れた場所までも(それ以上離れている所もあるのかも)、腰の高さ(場所によって高低はあるでしょうが)ほどの水が流れてきたというのだから、本当に驚く。

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実際、こちらのお宅が約500メートルは川から離れている場所。軽トラのエンジンも水につかってもう駄目だと言う。そして、収穫したばかりの米袋が見えるけど、このお米もどうにもできず、既に異臭を放つ。

おん歳70は過ぎているだろうか。「この歳になって、初めて人様が作ったお米を買って食わなきゃなんねえ」とおっしゃるおじい様の言葉を聞いて、胸が痛くなった。

しかし米粒の成長力たるや。

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同じく小屋で撮影した一枚。米粒がすでに発芽してたりする。

収穫していないまま水に浸かってしまった田んぼも、このような現象が起こって来ていると聞く。こうなってしまうと、仮に収穫したお米の味も今ひとつというようなことを聞いた。

それと、収穫前の稲であれば、石高が分かるので共済金が降りるが、既に収穫してしまった米袋のお米は共済金の支払いの対象にならないといった話も聞いた。これは議員さんにかけあっているとのことで、平等に支払いがあることを心から望みます。

 

そしてきのう、10月3日。

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ニュースで何かと取り上げられた、ヘーベルハウス(真ん中にぽつんと見える白いお宅)が建つ場所を通って。

ブルーベリー畑のお手伝いをしてきました。

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社会福祉協議会がボランティアを斡旋するのは個人のお宅が優先になるので、こうした農家さんのお手伝いをしてきました。

10数年育ててきたブルーベリーの苗木は大人の女性の身長ほどでしょうか。根こそぎ倒れている木もあったりして、水圧の勢いをこうして見て改めて目の当たりにします。

雨が降って水を含んだ土は重い、とにかく重い。何より人手が助かる、という意見も実際行ってみると、そうなのかもしれないと思ったりします。

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レディオベリーのレポーター・アトムくんが栃木県鹿沼市在住で、アトムの要望から「土のう袋」をご提供いただきたいとワタシもツイッターで何度か呼びかけました。ご協力いただいた方、ありがとうございました。

そして実際使ってみて、使い勝手の良さというか、これは確かに必要なものだったなというのがよく分かります。

土など寄せるために使うだけではなく、こういう用途にも。

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とにかくゴミが散乱してるので、ゴミを集める袋としても強度があって◎。でも、本当は「ゴミ」ではないはず、と思いつつ片付けた。これだって、妖怪ウォッチのジバニャンのカードがきれいに束ねて入ってあった。一生懸命集めてたんじゃないのかな、とか考えると切なくなる。

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とは言え集めたものを処理する場所は限界を超えていて、田んぼの真ん中でこうしてとりあえず集められていたりする。いずれ解決するだろうけど、その「いずれ」はいつになるのか。先はまだ、長いというのが分かった。

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みんなで炊き出しを食べながら。

ブルーベリー農園の方は、育てていたブルーベリーのことを誇らしげに話してくださった。なんでも30種類(!)の品種があって、大きいものだと500円玉くらいの大きさのものもなっていたんだよ、と。そんなふうに苗木から収穫できるようになるには、4〜5年の年月、木を育てていかなくてはならない。収穫できるようになってからも、毎年、手をかけてきたんだよ、と。

そんな年月から考えて、一瞬の洪水。

でも農園の方は笑顔だった。「あなたたちみたいな人が来てくれて、本当に助かる。必ず食べに来てくださいね。サービスするから!」…行かなくっちゃ、必ず!

そう、今度はこの農園のブルーベリーを食べて、応援していくこともできる!

そして応援だって、いろんな形がある。この日の炊き出しは、騎馬武者ロックフェス(南相馬)のスタッフで飲食店をやっている方&石巻の唐揚げの有名店・ふうしゅうかん。そしてBRAHMAN・トシロウ神のご実家のお惣菜も。

自分ができるときに、自分ができることをすればいい。改めて、そう思った。

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関東は平野なんだなー。帰りの車の中から見えた夕暮れはとっても美しかったよ☆

そしてこの後、運転手には申し訳ないけど、車で爆睡でした。

今回の活動は、幡ヶ谷再生大学のツイッターに詳しく出ています→コチラ

 

日付変わって今日・10月4日。盛岡では、SWANKY DOGSがはじめて、岩手県公会堂という大きなホールでの記念すべき舞台に立ちます。彼らに寄り添って音を作ってきた、小田和奏くん(ex. No Regret Life)のインタビューを「ちえちゃんねる」にアップしました→コチラ

まだ間に合いますので、彼らの勇姿をぜひ見届けてやってほしいです、岩手の方々!

そしてお知らせ。和奏くんは11月に岩手でツアーをやるので、そのお話をFM岩手でオンエアします(高橋ちえの未完成ラジオ〜ライブハウスに行こうじぇじぇじぇ/10月8日(木)18時半頃〜)。こちらも聞いてね♪

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