問題と解答

先週末、宇都宮で1日に3台、フォルクスワーゲンを見ました。しかも旧式ばかり。そんでその日に見た夢が、ちびまる子ちゃんのイラストが書いてある宝くじで70万円が当たる!という夢でして。

そうだそうだ、と、きのう、宝くじ売り場をのぞいてみたら。

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なんと、まるちゃんのスクラッチが売っていた!

これは…!?

と思い、初めて5枚も大量買い!

結果…

なんと…

2枚も当たった!!!

しかも1000円と3000円!嬉しい、確かに嬉しい!でも…なんか中途半端感が否めない(笑)!

これはある意味、正夢と言えるのだろーか。

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夢、と言えばいま、どっぷりハマっているのがマグリットの絵。会期中2回も展覧を見に行ったなんて初めてじゃないかなぁ?

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しかもこんな解説会にまで行っちゃったよ。笑。チョー満員でした。サラリーマン風のスーツの方もすごく多かったのが意外。会社を抜けてきたのかな?

「きわめて日常的な事物に潜んでいる謎と神秘をいかに表現するか」という課題に対して独創的な方法論を発見して表現をしていったのが、マグリットの『問題と解決』。日常的な謎をひとつの「問題」と考えてそれに対して「解答」を提示する、(ここまで、解説本から抜粋で引用)これは絵を見ていくと分かってくるところがあるのですが、もはや哲学ですよね。

目に見える、名前があるそのものが果たして本当にその名前でそのもののあるべき存在の仕方なのだろうか、その名前で良いのだろうか…シロート目にはだまし絵のような作品も多いマグリットが絵画を通して投げかけるものは、ワタシにとってすごく大きい。

鳥かごの中に巨大な卵が描いてある絵があるのですが(『親和力』)、これはマグリットが篭の中で鳥が眠る部屋で目が覚めたら、篭の中は鳥ではなく卵に置き換わっていた、というふうに解説している絵ですね。絵がないともはやチンプンカンプンですよね。笑。絵と解説、解説と絵、むむむ、と、どちらともにらめっこする。そして思考しながら絵を見る、絵を見ながら思考する。とても面白いです、マグリット。

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こちらも会期が終わってしまいましたが、「シンプルなかたち展」もとても思考させる展覧でした。形の概念は誰がいつどのように決めて今に至るんだろう?まる、さんかく、しかく。ちょっとでも歪んだりすると、それはなぜ明確な名前を持たなくなるんだろう?考えると面白いですよね。

でもこうした形の概念も、古代の人が月の満ち欠けから考えていったのではないか…的な記述がどこかにあったような気がするのですが、それもなるほどなぁ、なんて思ったりしたのでした。ちょっと駆け足で見に行ったのが残念、もう少し時間に余裕を持って行くんだったなぁ。

光と影、不思議なインスタレーション(撮影可でした)。

このインスタレーション、オラファー・エリアソンはこう記してました。

『目に見えている自然や世界は常に個人の知覚によって能動的に作り出している主観的な存在であることを解き明かしてみせる』

どんな物事でもこうして考えていくと面白いですね。自分の考えが凝り固まっていて「こうだ」といろんなことを決めてかかっている自分を見直す機会にもなる。いい展示でした☆

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